こんにちは。
パニック障害専門カウンセラーの三木ヒロシです。
日本人特有の心の病として「対人恐怖症」があります。
この「対人恐怖症」という心の病はパニック障害と併発しやすく、人と触れ合うこと、コミュニケーションが苦手になり他者を避けるようになるものです。
社会生活において他者とのコミュニケーションは必要不可欠と言えるものですよね。
「対人恐怖症」によってコミュニケーションがうまくとれないことによる弊害は多く、当事者はつらい気持ちを抱えながらも普段の生活を送らねばなりません。
今回は、そんなパニック障害と併発しやすい「対人恐怖症」について、治していくうえで大切なポイントをお話していきましょう。
目次
対人恐怖症は日本人特有のもの
対人恐怖症というのは海外での発症例は極めて少なく、ほぼ日本人特有の心の病と言えるものです。
日本人というのは古来からの風土、風習、文化により場の空気を読む、相手の意図をキャッチする、相手の顔色を伺える民族です。
実は、この場の空気を読んだり相手の意図をキャッチする、ということが海外の人はまずできません。
海外では主に自分の意見や言い分を主張し、それにより相手とコンタクトを取りますので、日本人のように先を読んで相手を察するということができないんですね。
自分の意見や言い分をさらけ出して主張するわけですから、そこには相手がどう捉えるか?相手がどう感じるか?という気づかいは含まれておらず、お互いが主張しあいます。
仕事など必要ある場合は別ですが、日本人は基本自分の意見や言い分を主張することは少なく、どちらかというと相手の気持ちや思いを尊重する、相手を優先する民族と言えるでしょう。
ただ、個人差はありますが、相手を尊重し過ぎたり優先し過ぎることで自分を抑え込んでしまい、結果「対人恐怖症」に陥ってしまうケースもあります。
自分よりも他者を思い気遣うことはとても素晴らしく誇るべき文化ではあるのですが、行き過ぎてしまうと自分を苦しめることにつながってしまいます。
また、幼少期の経験や体験からも対人恐怖症につながることは多く、親が社会との協調性が不足していた場合などそれをモチーフしてしまい、自分も協調性が不足してしまうこともあるんですね。
対人恐怖症を治していくうえで重要となるポイント
対人恐怖症を治していくため、うまく克服につなげるためには大きく分けて2つのポイントがあります。
その2つを意識して捉え、自分のなかにうまく落とし込んでいくことが対人恐怖症を治してカギとなります。
対人恐怖症を克服していくうえでの2つのポイントとはどういうものか?それは、
・自分自身を愛する、大切にする
・例え他人に嫌われても生きていけると知る
となっています。
この2つは対人恐怖症を治していくうえで重要な観点となりますので、詳しく解説していきましょう。
自分自身を愛する、大切にする
自分自身を心から愛する、誰よりも大切にする、というのはとても大切な考えかたです。
この2つの考えかたは対人恐怖症だけにとどまらず、色々なことに当てはめることができます。
自分自身を愛せない、大切にできない人というのは思いのほか多く、それにより自分に精神的や肉体的な負荷をかけすぎてしまい優しく出来ず病に陥ることがあります。
幼少期の体験や経験から自分を愛する、大切にすることを拒否することがあり、それは親から欲しい愛情をもらえなかった、虐待にあっていた、イジメを受けていた場合などに多いと言えるでしょう。
ですが、過去どのような状態であったとしても、この世界であなたという存在はたったひとりきりであり、誰もあなたの代わりになることはできません。
あなた自身の尊さを知ること、理解すること、誰も代わりにはなる者はいないことを腑に落としていくこと。
それらが自分のなかに浸透してきたとき、対人恐怖症はあなたから離れていくでしょう。
例え他人に嫌われても生きていけると知る
人間社会というのはいわばコミュニケーション社会とも言えるもので、他者との触れないなくして成り立つことがありません。
買い物ひとつとってもそこには定員さんが介在しており、それによって買い物が成立しますので、社会生活を送るために他人と接していく必要があります。
しかし、実生活においてどうしても気が合わない、苦手な人がいることもあるでしょう。
対人恐怖症に陥ってしまう人は心根が優しい人も多く、気が合わない人や苦手な人からうまく距離を置くことができず、ストレスが溜まってしまうことは良くあります。
場合によっては相手があなたを避けている、苦手としている、気が合わないと感じていることもあるでしょう。
他人の態度はわかりやすいのでそれを気にしてしまい、悶々とすることがあるかもしれません。
ですが、例え誰かに避けられていても、嫌われていても、それとは関係なくあなたはあなたとして生きていくことができます。
人間は他人のために生きているわけではなく、自分自身のために社会生活を送り自分の人生を生きています。
相手の気持ちに振り回させるのではなく、自分自身を保ち、誰に嫌われても生きていけると理解していくことが対人恐怖症を克服していく道へとつながります。
終わりに
対人恐怖症によって実生活が楽しめない、社会生活に悪影響がでてしまうことは多いものです。
最初にも述べましたが、パニック障害と対人恐怖症は併発しやすいものです。
今回のポイントを把握し、パニック障害と共により良く改善を目指していくことで、いつしか何からも縛られない自由を手にする日が来ます。
諦めず、うまく今回のポイントを抑えながら改善を目指してみてくださいね。
p.s パニック障害改善への近道を知りたい人はいませんか?
パニック障害の完治・改善が進んでいくのは2通りあります。その2通りとは、
・パニック障害の完治・改善まで遠回りしていくか
・パニック障害の完治・改善まで近道をしていくか
というものです。
私も過去に数回パニック発作の経験がありますが、その後はパニック発作が起こることはなくピタリと終わりました。
それはなぜか?
パニック発作が起きたとき、そのときはすでにパニック発作を解消させていくスキル、パニック障害に陥らない知識、どのようなことをおこなっていけばパニック発作を解消できるのか?を知っていたからです。
そして、そのような知識はもちろんですが、パニック発作に至るまで数回のカウンセリングを受けていたから最悪の事態にならなかったとも言えるでしょう。
個人の力では限界があることでも、専門家が寄り添い一緒に歩んでいくことで解決・解消できることは多々あります。
パニック障害の完治・改善まで遠回りせず、望むゴールにたどり着く方法として最適なのがパニック障害の専門家によりカウンセリングと言えるでしょう。
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