こんにちは。
パニック障害専門カウンセラーの三木ヒロシです。
パニック障害に陥ってしまう人の特徴は一概には言えず、様々な特徴があります。
そのなかでも、
“自分自身を追い込み過ぎてしまう”
という人は比較的多いでしょう。
実は、自分を追い込み過ぎてしまうという特徴は弊害が多く、パニック障害自体の改善が遠ざかってしまう傾向にあります。
今回は、自分を追い込み過ぎてしまうことの弊害と、そこからの脱却方法などについてお話をしていきますね。
目次
自分を追い込んでしまうことの弊害とは
普段の生活を過ごしていると、場合によってやらなければいけないこと、しなければならないことなどが出てくると思います。
中には期日や期間が決められていたり指定があったりと、いろんな事情がありますよね。
やらなければいけないこと、しなければならないことなどスイスイできることなら良いのですが、場合によってはモチベーションを上げなければできない、やる気を引き出さないとこなせない、などといった状況もあるでしょう。
その多くはあまりやりたくないこと、気持ちが乗らないことを達成させるためにモチベーションを高めたりやる気を引き出したりします。
人間は感情の生き物ですのでやりたくないこと、気持ちが乗らないことなどを必死におこなうとストレス過多により心身は疲れ果ててしまい、身体と精神を壊す要因ともなり得てしまいます。
特にこのようなストレス過多はパニック発作に繋がりやすく、最悪はうつも併発する可能性があるので注意が必要です。
パニック障害に陥ってしまう人は頑張り屋さんも多く、それゆえ自分を追い詰めてまでも目的を達成しようとするところがあり、ネガティブのサイクルにハマりやすくなります。
ストレス過多になることなく、自分を追い込まず、なおかつやらなければならないことを達成させるにはどうしたら良いのでしょうか。
自分を追い込み過ぎないようにするには?
先ほども述べましたがパニック障害に陥ってしまう人は頑張り屋さんが多いものです。
頑張り屋さんというのは違う観点から見ると、
・他者からの依頼やお願いを断れない
・ひとりで抱え込みすぎてしまう
・ストレスの発散、感情のコントロールが苦手
といった一面もあります。
ここからはこのような一面をうまく手放す、コントロールしていく方法について述べていきましょう。
自分の限界値を把握し早めに設定する
自分が物事をこなす際の限界値、いわゆるどの時点でキャパオーバーになってしまうのか?把握しておくことはとても大切です。
その人の特性にもよりますが、シングルタスク(単一作業)が得意な人とマルチタスク(多方向作業)が得意な人に分かれます。
シングルタスクが得意な人がマルチタスクでこなそうとすると当然負荷が強くかかりますし、早い段階でストレス過多となります。
また、マルチタスクが得意といっても物事をこなせるキャパがありますので、やはり抱え込み過ぎてしまうとストレス過多に陥ってしまうんですね。
シングルタスク、マルチタスクともに自分自身がどれだけ抱えるとキャパオーバーになるのか?ある程度早めに把握し、限界値を設定してしまいそれ以上の物事は断る、締め切りを変える、など対処する必要があります。
自分の限界値を把握しておくのはとても重要であり、自分の器量のなかで物事をこなすことでパニック発作に繋がりにくくなります。
あえて依頼やお願いを断る勇気を持つ
パニック障害に陥ってしまう人は他者の顔色を伺ってしまう傾向もあるので、何かしらの依頼やお願いを断るのが苦手な人も多いでしょう。
ですが、強く勇気を持って、あえて依頼やお願いを断ることもとても大切です。
重要なことですが、まだ依頼やお願いを引き受けられるな、と感じていても、その段階で断る勇気を持つことです。
あえて余裕がまだある段階で断ることを習慣化するとストレス過多に陥りにくく、余裕をもって物事をこなせます。
将来的にも自分の身を守るため、パニック発作に繋がらせないため、勇気を持って断る決意をしていきましょう。
自分なりのストレス解消を持つ
人はストレスの尺度によって心身のバランスを保っており、ストレス負荷が高いとバランスを崩しやすく、逆にストレスがそれほど無いと安定しやすくなります。
自分なりのストレス解消を持つことはとても大切であり、コンディションも整うので何かしら自分に合ったストレス解消を持ちましょう。
好きなことや趣味に没頭したり集中する、軽めのウォーキングやジョギングで汗を流す、友人とのおしゃべりに花を咲かせる、瞑想するなど、探せばいろいろとあるものです。
瞑想について詳しくはこちらも合わせてお読みください。
また、ストレス解消にために身体を休ませるのもとても大切なことです。
しかし、休ませかたを間違えてしまうと逆にストレスがかかってしまう原因となってしまうんですね。
適切な休養の方法についてはこちらでも述べています。
できるだけ楽しみながら、ストレス解消を見つける工夫をしてみると良いですね。
終わりに
例えば何かしらの試合に勝つために練習で自分を追い込む、自分の可能性を広げるためにわざと追い込むなどありますが、これらはポジティブな追い込みかたと言えます。
しかし、パニック障害に陥ってしまうのは無理に自分を追い込んでしまうことであり、うまく対処を考えていかないとパニック障害から逃れることはできません。
自分の限界を見極める、あえて依頼やお願いを断る、ストレス解消を身に付けるなど、自分の身を守るためにもぜひ実践していただければと思います。
p.s パニック障害改善への近道を知りたい人はいませんか?
パニック障害の完治・改善が進んでいくのは2通りあります。その2通りとは、
・パニック障害の完治・改善まで遠回りしていくか
・パニック障害の完治・改善まで近道をしていくか
というものです。
私も過去に数回パニック発作の経験がありますが、その後はパニック発作が起こることはなくピタリと終わりました。
それはなぜか?
パニック発作が起きたとき、そのときはすでにパニック発作を解消させていくスキル、パニック障害に陥らない知識、どのようなことをおこなっていけばパニック発作を解消できるのか?を知っていたからです。
そして、そのような知識はもちろんですが、パニック発作に至るまで数回のカウンセリングを受けていたから最悪の事態にならなかったとも言えるでしょう。
個人の力では限界があることでも、専門家が寄り添い一緒に歩んでいくことで解決・解消できることは多々あります。
パニック障害の完治・改善まで遠回りせず、望むゴールにたどり着く方法として最適なのがパニック障害の専門家によりカウンセリングと言えるでしょう。
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本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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