パニック障害であなたが考える「最悪な結末」は必ずしもそうなることはない

 

こんにちは。

パニック障害専門カウンセラーの三木ヒロシです。

 

パニック障害が発症しパニック発作が繰り返されたとき、人によっては様々なところで「ピンチ」に陥った経験があると思います。

 

「〇〇なことになったらどうしよう・・・・」

 

というような、パニック発作によって身体のコントロールができず何か大変なことが起こってしまったら、という空想。

 

人間は良くも悪くも考えたこと、思ったことに対してイメージできてしまうので、それがどのようなネガティブなことでもそれが頭の中にこびりついてしまうことは少なくありません。

 

今回は、パニック障害、パニック発作においてあなたが感じている「最悪な結末」について考えていきましょう。

 

あなたが空想してしまう「最悪な結末」とはなにか?

 

「ここでパニック発作が起きて、〇〇になったらどうしよう・・・・」

 

など、パニック発作が起きそうなときや実際に起きてしまったとき、そのような考えが頭に浮かびあなたにとって「最悪の結末」を予想する、空想することがあるでしょう。

 

ここでひとつ質問ですが、パニック発作におけるあなたにとっての「最悪の結末」とはどのようなものでしょう?

 

少しだけ考えてみてほしいな、と思います。

 

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いかがでしょうか?

 

何かしら、あなたにとっての「最悪な結末」は頭に浮かんだでしょうか。

 

パニック発作が起きそうなとき、実際に起きてしまったときの「最悪な結末」についての一例ですが、

 

・このままここで倒れてしまったらどうしよう・・・・

・周りの人におかしな目で見られるかもしれない・・・

・トイレに行けず(見つからず)漏らしてしまったら・・・

・気を失ったら誰も助けてくれないかも

・気分が悪くなって座り込んでしまったら嫌だな

・頭がおかしくなってしまうのでは?と考えると怖い

・医者でも気づかない病気があり、今度は死んでしまうかも・・・

 

など、このようなことが思い浮かぶのではないでしょうか。

 

100人いたら100通りの考えがあり空想がありますが、ほとんどは「何か大変なことが起こってしまう」という危機感に苛まされると思います。

 

いずれにせよ、あなたにとっての「○○になったらどうしよう」などの危機感があると「パニック発作は起きてほしくない」という気持ちが湧き上がるのも無理はありません。

 

あなたにとっての「最悪な結末」はまず起こらない

 

ここでひとつ、しっかりと理解しておくことがあるのですが、それは、

 

“あなたにとっての「最悪な結末」はまず起こらない

 

ということです。

 

空想やイメージはあくまで空想やイメージであって、それは必ずしも現実化するとは限りません。

 

ですが、多くの人は頭の中を支配するネガティブな空想やイメージが払拭できず、それに振り回されてしまい心が疲弊していってしまいます。

 

パニック障害の完治・改善、パニック発作が起こらないマインドを整えていくためには、

 

「あるがまま」

 

という姿勢が非常に重要になってきます。

 

この「あるがまま」というのは起こること、起こり得ることに対して抗わず、身構えずにそのままを受け入れるということです。

 

例えば予期不安がして嫌な感覚に襲われたとき、実際のパニック発作が起きてとき、それに抵抗する、なんとか収めようとするのではなく、パニック発作に身を委ねるというようなイメージです。

 

これは長年の歴史を持つ「森田療法」で推奨されている方法論であり、パニック障害の完治・改善を目指すうえで非常に有効な手段でもあります。

 

予期不安での嫌な感覚やパニック発作が起きてしまったことでのつらさや苦しさ、そしてその後に待っている空想上での「最悪な結末」。

 

それらを否定せず、認めて許容する、受け入れていくことでパニック障害自体が完治・改善に向かいます。

 

今回は森田療法についてのお話ではありませんので割愛しますが、この「あるがまま」という方法論は非常に重要な役割であることを頭の片隅においておくのが良いでしょう。

 

話を元に戻しますが、あなたが感じている「最悪な結末」はあくまで空想上のもの、単なるイメージであり、それは現実に引き起こされるものではありません。

 

「最悪な結末」がどうしても頭から離れない、思い浮かべてしまうのであれば、

 

「私はいま最悪の結末を考えていて、自分で自分を怖がらせている」

 

というように自分で自分を客観視してみましょう。

 

自分の頭で考えると思考がループしますが、一旦自分の考えや空想を客観視してみることで冷静になり、自分で自分を怖がらせていることに気がつきます。

 

思考の罠、負のループにハマってしまう原因は「自分で自分を怖がらせてしまう」からです。

 

そこから抜け出すには、自分を怖がらせているという事実に気がつくこと、それは現実的ではないことを把握し理解していくことが大切です。

 

終わりに

 

パニック障害に限らず、人は何かしら嫌なことが起こったときに「最悪な結末」を空想し、自分で怖さの呪縛に陥ってしまうことは多々あります。

 

ですが、それを望まない、希望しない限りそのような展開になることはとても少なく、多くは嫌な感覚はありながらも事なきを得ています。

 

あなたが考えている「最悪な結末」はまず起こらない、自分で自分を怖がらせているという事実に目を向けて理解することで、自分を守っていくことが可能となります。

 

p.s パニック障害改善への近道を知りたい人はいませんか?

 

パニック障害の完治・改善が進んでいくのは2通りあります。その2通りとは、

 

・パニック障害の完治・改善まで遠回りしていくか

・パニック障害の完治・改善まで近道をしていくか

 

というものです。

 

私も過去に数回パニック発作の経験がありますが、その後はパニック発作が起こることはなくピタリと終わりました。

 

それはなぜか?

 

パニック発作が起きたとき、そのときはすでにパニック発作を解消させていくスキル、パニック障害に陥らない知識、どのようなことをおこなっていけばパニック発作を解消できるのか?を知っていたからです。

 

そして、そのような知識はもちろんですが、パニック発作に至るまで数回のカウンセリングを受けていたから最悪の事態にならなかったとも言えるでしょう。

 

個人の力では限界があることでも、専門家が寄り添い一緒に歩んでいくことで解決・解消できることは多々あります。

 

パニック障害の完治・改善まで遠回りせず、望むゴールにたどり着く方法として最適なのがパニック障害の専門家によりカウンセリングと言えるでしょう。

 

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本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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