こんにちは。
パニック障害専門カウンセラーの三木ヒロシです。
人間であれ動物であれば身体を維持していくために必要不可欠となる「食」。
美味しさや食べやすさというのも重要ですが、何を体内に取り入れるか?取り入れないか?によってパニック障害の完治・改善率が変わってきます。
今回は、「食」がパニック障害に及ぼす影響、そして「食」とパニック障害の関連性についてお話をしていきます。
目次
体調不良と脳機能の働きを阻害する3つのもの
「食」というのは栄養面から身体機能を維持させるだけではなく、親しい人と食事をすることによる満足感、充実感、喜びなど、ポジティブな感情も生まれますよね。
しかし、食事に含まれる「ある3つのもの」により、長い目で見ると体調不良を引き起こしたり脳の働きを阻害したりと、身体にとって有効でないことがあります。
脳の働きを阻害されるということはすなわち、パニック障害の完治・改善にも大きな影響を及ぼすことにつながってしまうんですね。
パニック障害は脳機能の誤作動という1つの要因もあるため、ちょっと見過ごすことはできませんよね。
将来的に体調不良を引き起こす、脳の働きを阻害してしまう「3つのもの」とは、
・小麦
・砂糖
・食品添加物
という3つになります。
なぜこの3つが身体面に悪影響を及ぼしてしまうのか?ここからは1つずつ説明していきましょう。
小麦がなぜ影響を及ぼすのか?その対応策は?
日本人の多くが大好きなラーメンやパスタ、ピザ、お好み焼き、など。大人から子どもまで好む人は多いですよね。
私もラーメンは好きで、時々有名なお店に行って食べたりします。美味しいですよね。
美味しいラーメン、ピザ、パスタなど、材料の主となるのは「小麦」です。
実は、この「小麦」というのは日本人の体質に合わない食品の1つであり、小麦の中に含まれる「グルテン」が身体に影響を与えてしまいます。
「グルテン不耐症」という言葉もありますが、小麦が日本に輸入されるようになったのは戦後であり、米食ではなく小麦食を押し進められてきたという背景があります。
「小麦」など海外から入ってきたもの、そのような古来から日本人が食してこなかった食べ物というのは、身体に慣れて耐性ができあがるまで長い年月が必要になります。
食関連の科学者の説明によると、身体に耐性ができあがるためにかかる年月、それは約2000年。
20年、200年じゃないですよ。2000年です。長い年月過ぎて、なかなか想像できないですよね。
そのくらい、新しい食べ物が身体に馴染むまで、体調不良や機能障害を引き起こさないレベルになるまで時間がかかるということです。
小麦に含まれるグルテンは粘着質ですので、小麦の消化に不慣れな日本人の腸に長い間へばりつきます。
腸というのは「第二の脳」と呼ばれるくらい、実はとても高機能な場所です。
その高機能な腸にへばりついたグルテンが悪さをし、腸の働きを阻害し、身体面や脳機能に悪影響を及ぼしてしまうんですね。
しかし、いまの日本人の味覚にもマッチしている小麦を使った食べ物。なかなか止めることはできないというのも事実です。
こちらの対応策としては、小麦から米粉に変えるというのがとても有効です。
以前に比べて米粉を使った食品は増えました。ラーメンやパスタ、ピザはもちろん、パン、タコ焼き、お好み焼き、うどんなど、たくさんの種類があります。
スーパーで取り扱っているところも増え、ネットでも数多く販売されています。
ちょっとずつ小麦から米粉食品に切り替えていく、できるところから米粉を取り入れてみる。
これまで感じていた漠然とした体調不良や大きな不安感など、米粉に変えていくだけで良い変化を及ぼすかもしれません。
砂糖がなぜ影響を及ぼすのか?その対応策は?
小麦に続き、「砂糖」が入った食品も大好きな人は多いのではないでしょうか?
お菓子、ケーキ、チョコレート、アイスクリーム、クレープ、キャンディー、グミ、などなど。
甘いものを食べると幸せな気持ちになったり、リフレッシュできたり、疲れたときに疲労回復で食べる人もいるでしょう。
そんな、幸せを感じたりリフレッシュ感がある「砂糖」ですが、こちらも身体面や脳機能によろしくない影響を与えてしまいます。
なかでも特に精製された「白砂糖」というのが曲者であり、その働きは脳機能に多くの弊害を与えます。
砂糖というのはいわば興奮作用があり、食べれば食べるだけドーパミンやアドレナリンといった体内ホルモンを放出して興奮状態が続き、結果的に脳にとても大きな負荷がかかります。
脳に負荷がかかりすぎると安定させるのに時間がかかり、正常な判断ができない、不安や怖さがなかなか抜けない、キレやすくなる、など実生活に影響が出てしまいます。
また、砂糖というのは麻薬的効果もあり非常に強い快楽が伴うため、砂糖中毒に陥ってしまう人も多くいるんですね。
パニック障害は不安や怖さという感情の障害ですので、その感情を生み出す脳機能が正常に働かないと、必然的に完治・改善は遠のいてしまいます。
では、砂糖に対しての対応策にはどのようなものがあるのでしょうか。お菓子やケーキなど、好きな人はやはりなかなか止めることができませんよね。
まずは、極力砂糖を入れていない食品を見極めて購入するのが良いでしょう。
自然食品やオーガニックを専門で扱っているスーパーなど、品ぞろえも結構充実しており砂糖ではない甘味で甘さを出しているお菓子もあります。
また、ご家庭で食事を作るときも甘味は砂糖ではなく天然のメープルシロップや味醂、はちみつなどで代替えすることができます。
できるだけ自然本来の甘さを出しているものを購入する、味付けを砂糖以外のものに変えてみる、というのをできるところから始めてみると良いでしょう。
食品添加物はなぜ影響を及ぼすのか?その対応策は?
いまやスーパーやコンビニ、デパ地下などで売っている各種のお惣菜やお弁当、手軽に食べられるインスタント食品、ハンバーガーやファミレスなどの外食チェーン。
その時々の気分に合わせて買ったり、気分によっては外食したりと、美味しくとても重宝しますよね。
お仕事などで帰りが遅くなったときにはスーパーなどで半額になっていることもあり、お財布にも優しい印象があります。
それぞれ工夫をこらし美味しいお惣菜やお弁当、インスタント食品、外食チェーンですが、こちらに含まれる「食品添加物」が厄介な存在です。
販売されているお惣菜やお弁当、インスタント食品、外食での食事には数多くの食品添加物が入っており、多いときには30種類以上も含まれているときもあります。
特にお弁当やお惣菜などに多く含まれており、海外では禁止されている食品添加物がなぜか日本では使われていることもあります。
食品を腐らせないよう、色合いが落ちないよう、食感や風味などが損なわないよう使われる食品添加物ですが、こちらも身体面や脳機能に弊害を及ぼします。
アメリカの研究ですが、食品添加物により体内で活性酸素が異常発生してしまい、それにより脳機能の損傷や低下、変調をきたすというデータが出ています。
また、セロトニンという体内ホルモンが分泌欠如となり、集中力や思考力の低下につながっています。
身体面ではがん細胞が増えたり心肺機能の低下リスクが高まるなど、良い傾向ではありません。
ですが、やはり手軽さや実用性から食品添加物が含まれている食事を取り除くのは難しく、困難も極めるのもまた事実です。
こちらの対応策としては、お惣菜やお弁当などはできるだけ食品添加物が含まれていないものを購入する、外食であればできるだけ自然由来の食事を提供するところを探す、というのが良いでしょう。
いまは健康ブームもあり、以前と比べて自然派の食べ物を提供するお店も増えましたので有効活用する。
数日に1度は自炊をするなど、うまく工夫をして身体にできるだけ良い食事を取り入れるのが良いですね。
おわりに
食というのは嗜好品としての楽しみ、喜びもありますので、すべてを変えるのはなかなか現実的ではありません。
私も美味しいものはお惣菜やお弁当問わず好きですし、外食も行きますので完全ではありません。
大切なことは、完全を目指すのではなく6~7割くらいできているかな?というくらいがちょうど良く、無理なくチャレンジできる範囲でしょう。
美味しいものを美味しく食べることにより自己免疫も高まりますので、全てを否定するのではなく、あくまでできるところから取り入れていくのが良いでしょう。
p.s パニック障害改善への近道を知りたい人はいませんか?
パニック障害の完治・改善が進んでいくのは2通りあります。その2通りとは、
・パニック障害の完治・改善まで遠回りしていくか
・パニック障害の完治・改善まで近道をしていくか
というものです。
私も過去に数回パニック発作の経験がありますが、その後はパニック発作が起こることはなくピタリと終わりました。
それはなぜか?
パニック発作が起きたとき、そのときはすでにパニック発作を解消させていくスキル、パニック障害に陥らない知識、どのようなことをおこなっていけばパニック発作を解消できるのか?を知っていたからです。
そして、そのような知識はもちろんですが、パニック発作に至るまで数回のカウンセリングを受けていたから最悪の事態にならなかったとも言えるでしょう。
個人の力では限界があることでも、専門家が寄り添い一緒に歩んでいくことで解決・解消できることは多々あります。
パニック障害の完治・改善まで遠回りせず、望むゴールにたどり着く方法として最適なのがパニック障害の専門家によりカウンセリングと言えるでしょう。
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