こんにちは。
パニック障害専門カウンセラーの三木ヒロシです。
パニック障害による発作のひとつとして、
“怒り発作(アンガーアタック)”
があります。
この怒り発作というのはその名の通り、大きな出来事はもちろん些細な出来事でも自分の琴線に触れると怒り感情が爆発し、止まらなくなるというものです。
個人差はありますが、ほとんどの場合怒りの状態はすさまじく、物を壊す、投げる、状況によっては人に怪我を負わせてしまう場合もあります。
この怒り発作のため家族が危機を感じ、一時避難することもあります。それだけ激しく抑制できず感情に振り回されてしまうものなんですね。
この怒り発作はパニック発作のひとつの形態とも言われており、もしかしたらあなたも経験しているかもしれませんね。
今回は、怒り発作(アンガーアタック)がなぜ起こる?そしてそれを鎮めていく方法についてお話していきましょう。
なぜ強烈な怒りが湧き上がるのか?
先ほども述べましたが、怒り発作というのは自分でも抑制できないほどの強烈な怒りが湧き上がり、周囲の物はもちろん場合によっては家族や知人が危険にさらされます。
ですが、当の本人は怒り発作中はあまり覚えていないことが多く、ほぼ無意識で怒りを露わにしているんですね。
いったいなぜ?このような強烈な怒りが湧き上がるのか?ですが、諸説ありますが大きく分けると、
・改善していかない自分に対しての怒り
・わかってくれない、理解してくれない周囲に対しての怒り
の2つが考えられています。
怒り発作における怒りという感情は無意識で心に積み重ねられることが多く、知らない間にキャパを超えている場合があります。
自分のキャパを超えている怒りの感情はすさまじく、ほぼ自覚がなく怒り発作が表れますので、周囲が危険を感じるのは当然と言えるでしょう。
日常生活のなかでもうまくいかないこと、出来なかったこと、成し遂げられなかったことなど、いろいろとありますよね。
自分の気持ちや思い、考えを周りが理解してくれず、場合によっては孤立してしまうこともあるでしょう。
パニック障害に陥る人は本音を言えなかったり他者を優先してしまったり、繊細な部分も多いことから知らずにそれが強いストレスとなり、時にそれが爆発してしまい怒り発作として表れてしまうと言えるでしょう。
怒り発作をうまく鎮めていく方法とは?
怒り発作が発動してしまうと自覚がなくほぼ無意識で怒りに飲み込まれますので、コントロールして鎮めていくのは正直難しいものです。
ですが、怒りの琴線に触れる前、ちょっとした怒りの感覚を覚えた時点であれば意識のコントロールは可能です。
意識のコントロールさえ出来れば怒りをうまく抑えることにつながりますので。
では実際の意識をコントロールして怒りを鎮めていく方法ですが、それは、
身体がある程度疲れるまでその場で早めの足踏みをくり返す
という方法です。
意外な方法といえば意外といえるかもしれませんが、ちょっとした運動を取り入れることで意識が怒りに向かうのを避けることができ、なおかつ適度な疲労感で怒りの感情が散っていきます。
ひとつの位置から離れず、その場で出来る限り早く足踏み運動をくり返していきます。
また、ちょっとしたポイントとしては、自分のなかにある怒りを解放させるように、吐き出していくように足踏みをくり返すことです。
怒りという感情はたくさんある感情のなかでも強いエネルギーを持っています。
それを早めの足踏みというちょっとした運動を取り入れることで怒りは分散され、ゆっくりと静まっていく、という方法なんですね。
また、もうひとつのポイントとしては軽くつま先立ちになりながら足踏みをすることで比較的大きな音が鳴らず、自分一人で解消することができます。
ちょっとした運動ですので多少息があがったり汗をかくかもしれませんが、終わった後は呼吸を整えることで気分や身体がスッキリしますので。
今回お話した怒り発作を鎮める方法は、怒りだけでなくあらゆる感情に対しても有効ですので、ぜひひとつの解消法として覚えておくと良いですね。
終わりに
怒り発作は周囲の人を巻き込んでしまいつらい思いをさせてしまうかもしれませんが、怒り発作を起こしている本人もつらく苦しいものです。
怒り発作が出ているときは覚えていないことが多く、それだけ心のあらゆるストレスが溜まっていると言えるかもしれません。
上手に自分なりに怒りやストレスを解消させていくことで気持ちが楽になりますので、今回の方法はひとつの手段として頭の片隅に置いておくと良いですね。
p.s パニック障害改善への近道を知りたい人はいませんか?
パニック障害の完治・改善が進んでいくのは2通りあります。その2通りとは、
・パニック障害の完治・改善まで遠回りしていくか
・パニック障害の完治・改善まで近道をしていくか
というものです。
私も過去に数回パニック発作の経験がありますが、その後はパニック発作が起こることはなくピタリと終わりました。
それはなぜか?
パニック発作が起きたとき、そのときはすでにパニック発作を解消させていくスキル、パニック障害に陥らない知識、どのようなことをおこなっていけばパニック発作を解消できるのか?を知っていたからです。
そして、そのような知識はもちろんですが、パニック発作に至るまで数回のカウンセリングを受けていたから最悪の事態にならなかったとも言えるでしょう。
個人の力では限界があることでも、専門家が寄り添い一緒に歩んでいくことで解決・解消できることは多々あります。
パニック障害の完治・改善まで遠回りせず、望むゴールにたどり着く方法として最適なのがパニック障害の専門家によりカウンセリングと言えるでしょう。
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