こんにちは。
パニック障害専門カウンセラーの三木ヒロシです。
パニック発作が起きそうな気配がしたときや実際に起きてしまったとき。
多くの人はそれに飲み込まれ、身動きがとれなくなったり心が怖さで満たされてしまったり混乱をきたし頭が回らない、という状況になってしまいます。
ですが、同じような状態に陥ったとしても的確にパニック発作の対処法を実践し、うまく切り抜ける人がいることもまた事実です。
今回は、パニック発作の対処について、知っておくべき大切なポイントについてお話をしていきますね。
私も20代の頃にパニック発作が起こりましたが、1回目のパニック発作では頭が混乱し、苦しくて身動きが取れませんでした。
そのときには心理カウンセラーとしての学びも実技も終盤に入っており様々な知識はあったのですが、いざ自分のことになると対処しきれませんでした。
きちんと学び理解していたつもりですが頭がまったく働かず、結果パニック発作に飲み込まれてしまい、時間の経過に救われた感じです。
あのとき学んでいた私でさえそうなのですから、自分なりのパニック発作の対処法を持たない人はひたすら苦しくて大変だろうと感じています。
昔の私が今回お話する対処についてのポイントを知っていれば、もっと早く安全に切り抜けることができたのに・・・・と思っています。
まぁ、過去に起きたことに対して悔やんでもどうしようもないですが。
今回こちらを読んでくれている人たちには私と同じような状態になって欲しくないという気持ちもありますし、知っておくべきポイントですので今後重要な知識となります。
ではさっそく、今回のお話に入っていきましょう。
目次
パニック発作の対処が上手にすすむいくつかのポイント
パニック発作の対処をするときいくつかのポイントがありまして、それがこちらです。
・背筋を丸めない、まっすぐ伸ばすことを心掛ける
・焦らず深い呼吸を意識する
・いま自分はどこにいるのか?周りを見て頭で把握する
・何回か手のひらを広げたり閉じたりしてみる
こちらはそれぞれパニック発作の対処法をおこなう前のちょっとした準備運動のようなものです。
ではひとつずつ説明をしていきましょう。
背筋を丸めない、まっすぐ伸ばすことを心掛ける
背筋を丸めずまっすぐ背筋を伸ばすというのはパニック発作の対処の基本であり、ある意味真髄でもあります。
パニック発作の予感やパニック発作が起きたとき、不安感や怖さ、混乱などが起きますので自分自身を守るため身体は丸まり前屈のような姿勢になります。
自分ではほぼ気づかないことなのですが、多くはこのような姿勢でやり過ごそうとします。
しかし、これは人間の持つ感情のお話なのですが、身体を丸めていたりふさぎ込むような姿勢をとっていると感じている感情は身体から抜けにくく、内にこもり続けます。
この状態でいくら適切なパニック発作の対処法を実践してもうまくいかない、長く嫌な感覚を味わってしまうことが多々あるんですね。
そうならないためにも、まずパニック発作の予感がしたり実際に起きてしまったときは、
身体を丸めずにまっすぐに伸ばす
ということを心がけましょう。
焦らず深い呼吸を意識する
身体をまっすぐ伸ばすことができたら、今度は呼吸に意識を向けます。
人は不安感や怖さなどネガティブな感情を感じると呼吸が自然と浅くなってしまい、その状況から抜け出しにくくなってしまいます。
また、呼吸が浅いと脳に適切な酸素が送り込めないため、頭が回らずに混乱をきたす、ということもあるんですね。
まずは息を吐きだして、その後にゆっくり6秒くらいかけて息を吸い込みます。
それができたら8秒ほどかけてゆっくりと息を吐きだします。
6秒かけて息を吸い込み、8秒かけて息を吐きだす。できるだけ息を吐きだすほうに時間をかけることがひとつのコツです
これを数回繰り返すだけでもパニック発作の対処法になるくらい、とても大切な呼吸法ですので。
「呼吸を制するものはパニック発作を制する」くらいに呼吸は大切ですので、こちらも意識することを心掛けましょう。
いま自分はどこにいるのか?周りを見て頭で把握する
予期不安やパニック発作の予感、実際にパニック発作が起きたとき、いまの自分の状況がわからなくなることもあります。
混乱してしまい、さらに不安感や怖さが募り、その状態から抜け出しにくくなってしまうこともあるんですね。
背筋を伸ばし、呼吸を意識できたら今度は周りを見渡し、いまどこにいるのか?自分の状況をチェックしましょう。
そのとき、できるだけ首を左右に動かしたり身体を動かすなどして周りを見るのがポイントです。
いま自分はどこにいて何をしていた最中なのか?周りを見て把握することで落ち着きを取り戻していきます。
また、周りを見て確認することで頭が働き、混乱したりパニック発作の予感に飲み込まれるのを防ぐことができますので。
一連の流れのなかに、周りを見て頭で把握することも取り入れていきましょう。
何回か手のひらを広げたり閉じたりしてみる
パニック発作対処のポイントとしては最後になりますが、いわゆるグーパーグーパーを繰り返すというものです。
パニック発作の予感やパニック発作が起きたとき、全員ではありませんが身体のシビレを伴うことがあります。
それを防いだり身体感覚を取り戻す意味でも、手のひらを広げる、閉じるを何回か繰り返すのが良いでしょう。
身体の感覚が取り戻せてくると多少ですが余裕が生まれ、的確なパニック発作の対処法に繋がりやすくなります。
手のひらを広げる、閉じるをおこない身体感覚を取り戻せるだけでもパニック発作が離れることはありますので、ぜひこちらも一連の流れに取り入れてみてくださいね。
終わりに
今回はパニック発作の対処をおこなううえでのポイントについてお話しました。
呼吸を意識するもの、身体感覚を意識するもの、頭を働かせるもの、軽い痛みを与えるもの、などパニック発作の対処法自体は様々な種類があります。
今回お話したポイントをしっかり実践するだけでもパニック発作の対処法になりますので、日頃から意識しておくことが大切です。
普段から意識して流れを覚えておく、すぐ実践できるようメモをすぐ取り出せるところに置いておくなど、ぜひうまく利用してみてくださいね。
p.s 遠回りせずパニック障害の完治・改善を成し遂げたい人はいませんか?
パニック障害の完治・改善が進んでいくのは2通りあります。その2通りとは、
・パニック障害の完治・改善まで遠回りしていくか
・パニック障害の完治・改善まで近道をしていくか
というものです。
私も過去に数回パニック発作の経験がありますが、その後はパニック発作が起こることはなくピタリと終わりました。
それはなぜか?
パニック発作が起きたとき、そのときはすでにパニック発作を解消させていくスキル、パニック障害に陥らない知識、どのようなことをおこなっていけばパニック発作を解消できるのか?を知っていたからです。
そして、そのような知識はもちろんですが、パニック発作に至るまで数回のカウンセリングを受けていたから最悪の事態にならなかったとも言えるでしょう。
個人の力では限界があることでも、専門家が寄り添い一緒に歩んでいくことで解決・解消できることは多々あります。
パニック障害の完治・改善まで遠回りせず、望むゴールにたどり着く方法として最適なのがパニック障害の専門家によりカウンセリングと言えるでしょう。
パニック障害専門カウンセラー三木ヒロシのカウンセリングは下記のリンクからお申込みが可能です。
リアル対面でのカウンセリングからオンライン、電話カウンセリング、メール相談など状況や状態に合わせてお選びいただけます。
カウンセリングの詳細につきましては下記リンクからご覧ください。
↓↓↓↓↓↓
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。
コメントを残す