こんにちは。
パニック障害専門カウンセラーの三木ヒロシです。
いつ起こるか、いつくるのか?わからないパニック発作。
プロフィールでお話してますが、私も実際、過去にパニック発作を起こした経験がありますのであの怖さや不安感は理解しているつもりです。
私の場合は家にいたとき急に起こったので、最初は本当に混乱しました。
この頃には学校に通い心理カウンセラーの学びはしていたのでなんとか事なきを得たのですが、いや、しんどかった。もう15年くらい前の話ですが。
あの頃、今回お話するアイテムを知っておく、把握しておけば、それほど怖さや不安に飲み込まれることは無かったのではないか?と感じています。
パニック発作はある程度予期不安でわかるときもありますが、私のようになんでもないとき急に襲われることもあり、油断できないのも事実ですよね。
今回は、パニック発作の予感やパニック発作が起きてしまったとき、持っておいたり身に着けていると重宝するアイテムについてお話しましょう。
目次
パニック発作対処用に持っていたほうが良いアイテム
ここでご紹介するアイテムは比較的手に入りやすく、ネットや店頭でも購入できるものです。
お家にいるとき近くに置いておいたり、ちょっとした外出をする際持っておいたほうが良いなと思うものです。
アイテムの存在をしり手に入れておくことでかなり重宝しますので、ぜひこの機会に参考にしてみてくださいね。
パニック発作時に役立つ実際のアイテムはこちらです。
・まず姿勢を正し背筋を伸ばす
・ミント系タブレット
・炭酸水
・凍らせたペットボトルの水
・簡単な暗算メモ
・携帯音楽プレーヤー(スマホ可)
・保冷剤
・パニック発作対処を記したメモ
代表的なものは上記になります。
では、1つずつどのような時に使用するのか?説明していきましょう。
まず姿勢を正し背筋を伸ばす
こちらはアイテムではないのですが、とても大切なことですので先にお話しておきますね。
まず、どのようなアイテムを使用する場合でも、
姿勢を正して背筋をまっすぐにする
ということを前提として意識してください。
パニック発作の予感がしたとき、パニック発作が起きたとき、多くの人は背筋を丸めてしまい前かがみになってしまいますが、そうするとパニック発作が抜けづらくなってしまいます。
まずは姿勢を正し、背筋をまっすぐにしてひと呼吸ついてからアイテムを利用してみてください。これによりパニック発作が抜けていく早さも変わってきますので。
では、ここからは実際に使えるアイテムをご紹介していきましょう。
ミント系タブレット
フリスクやミンティアなど、口に含むとミントの刺激があるタブレット。
比較的軽い刺激からけっこう思い刺激まで、色々な種類がありますね。
パニック発作の対処で使用する場合は比較的軽い刺激ではなく重めの刺激のほうが良いでしょう。
軽めの刺激だとパニック発作から意識を逸らしにくく、タブレットを味わうだけになってしまう可能性があります(味わうことに集中できればパニック発作の対処にはなります)。
ですので、おススメは比較的刺激が強めのタブレット、口に含んだときにちょっと辛いかな、と感じるくらいのものが良いかもしれません。
ですが、体質などにより身体が受け付ける、受け付けないなどありますので、ご自身に合ったものを利用してみてくださいね。
炭酸水
炭酸水もできれば持っていたほうが良いアイテムです。
炭酸水も刺激がありますのでそのまま飲んで意識を逸らすこともできますし、また、先にご紹介したタブレットと合わせて口に含むと強烈な刺激となり、パニック発作から意識を逸らすことができます。
炭酸水だけでパニック発作の対処をする場合は出来るだけストロング系の刺激が強いものがおススメです。
ですが、こちらも体質などにより受け付ける、受け付けないがありますので無理をせず、ご自身に合ったものを利用してくださいね。
炭酸水+タブレットの場合はそれほど刺激が強くない、普通の炭酸水で十分です。
しかし、こちらも注意点がありまして、タブレットの刺激+炭酸水ですので、そうとう強烈な刺激となります。
場合によってはむせて吐き出してしまう可能性もありますので、一度試してみてから大丈夫そうであれば利用してみてください。
厳しいようであれば絶対に無理をせず、違うアイテムを利用してみてくださいね。
凍らせたペットボトルの水
凍らせた水は、溶かしてそのまま飲んでも良いですし、身体の各関節部分、例えば首すじや首の後ろ側、肘の曲がる部分、膝の後ろ側などにピタっとつければ冷たさでパニック発作の対処になります。
こちらは冷たさの刺激によりパニック発作の予感、パニック発作が起きたときに対処できるものですので、比較的簡単に使えます。
夏場や温かいところだと溶けやすいのがネックですが、ペットボトル専用の保冷ケースもありますので、それらをうまく活用し、利用すると良いでしょう。
また、先ほどお話したミント系タブレットですが、この冷たい水と合わせることもできます。
しかし、やはりこちらも刺激がかなり強くなりますので、一度試して大丈夫そうであれば使ってみる、無理そうであれば冷たい水だけ利用するのが良いでしょう。
簡単な暗算メモ
簡単な計算が書いてある、暗算メモもパニック発作の対処に役立ちます。
小さめのメモ帳に簡単な暗算を書いておき、パニック発作の予感や起きそうなとき取り出して、計算式を解いていくという方法です。
ご自身で計算式を考えて書いておいても良いのですが、ご家族など誰かに書いてもらったほうが答えが見えないのでオススメです。
計算式に集中して頭を働かせることでパニック発作の感覚から意識が逸れていき、パニック発作から抜け出すことができるんですね。
すぐに取り出せる、小さめのメモを持ち歩くのが良いでしょう。
ただし、この方法はひとつ注意点として、すぐに取り出せるところ、すぐ見れる場所に置いておくことが大切です。
外出時は特にですが、バッグの中などにしまっておくとパニック発作の予感や実際に起きたとき焦りが生じ、見つからず取り出せない可能性があるんですね。
ですので、すぐ取り出せる上着やパンツのポケットの中、家にいるときは手が届く範囲に置いて置くのがベストです。
携帯音楽プレーヤー(スマホ可)
好きな音楽やちょっと激しめの音楽を聴き、そちらに意識を向け切ってしまうのもパニック発作の良い対処法です。
携帯音楽プレーヤーやスマホにこれはと思う音楽を入れておき、パニック発作の予感や起きそうなときに使用しましょう。
普段から外出時など音楽を聴いている場合は耳が慣れていてうまく対処できない可能性がありますので、そのような時は音量を少し上げてみましょう。
また、普段ではまず聴かないような激しい音楽、例えばヘビーメタルやハードロック、デスメタルなども入れておき、対処法として利用するのも良いでしょう。
音楽を聴いてそれに集中する、または人がいなければ口ずさんでみる、身体でリズムをとってみる、というのも良い方法です。
音楽の世界にどっぷりと浸かってみるのがひとつのコツですね。
保冷剤
冷凍庫などにストックしてあれば、保冷材も強力なパニック発作対処のアイテムになります。
凍らせたペットボトルとほぼ同じ使用法になりますが、身体の関節箇所に当てて身体に冷たい刺激を与え、パニック発作から抜け出すというものです。
もしあれば大きめの保冷剤よりも小さめの保冷剤のほうが持ちやすく、関節箇所に当てやすくなります。
こちらも夏場や温かいところだと溶けやすいのがネックですが、小さめの保冷バッグなどに入れて持ち歩くと良いでしょう。
ちょっと持つのが面倒ですが、やはりこちらも保冷バッグを普段使用しているバッグに入れておかず、別途持ち歩いたほうが保冷剤をすぐに取り出せるのでオススメです。
パニック発作対処を記したメモ
パニック発作の対処法には色々な種類がありまして、今回お話しているアイテムを使ったものもその中のひとつです。
他のパニック発作の対処法については別途また違う機会にお話をしますが、これはと思うパニック発作の対処法を記したメモを持ち歩く、近くに置いておくのも良いでしょう。
パニック発作の予感がしたときやパニック発作が起きたとき、どうしても混乱しがちになりますが、すぐに手にできるところにメモを置いておき見返し実践することで、パニック発作から逃れることができます。
暗算メモのところでもお話しましたが、いつでもすぐに取り出せるところ、すぐ手にできる場所に置いておくのがポイントです。
焦らずにひと呼吸置いて、それからメモを見返すことでよりパニック発作の対処が早くできますので。
終わりに
いかがでしたか?
今回はパニック発作の前兆やパニック発作が起きたときに活用できるアイテムについてお話をしました。
今回ご紹介したアイテムについて、すべてを持つ必要はなく、ぜひご自身に合ったものを見つけてみてください。
どれもわりと優れているものですので、どれかひとつだけでも普段から使ってみる、こういうアイテムがあると頭に置いておくと良いでしょう。
先にもお話しましたが、アイテム活用のポイントは焦らないこと。
パニック発作の予感や実際に起きたときやかなりの確率で焦ってしまったり混乱してしまいますので、まずはひと呼吸してアイテムがあることを確認し、使用してみてくださいね。
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そして、そのような知識はもちろんですが、パニック発作に至るまで数回のカウンセリングを受けていたから最悪の事態にならなかったとも言えるでしょう。
個人の力では限界があることでも、専門家が寄り添い一緒に歩んでいくことで解決・解消できることは多々あります。
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