こんにちは。
パニック障害専門カウンセラーの三木ヒロシです。
「パニック障害になってから美容院に行くことができなくなって・・・」
という声を聞くことがあります。
特に女性に見受けられますが、パニック発作を恐れるあまり好きな美容院に行けず髪を切れず落胆してしまう人は多いものです。
美容院で髪を切るのは気分転換になったり新しい髪型で気分良く、嬉しい気持ちになれますが、それが制限されてしまうのはツラく苦しいですよね。
今回は、美容院でパニック発作を起こさず問題なく過ごすコツと有効な対処法についてお話をしていきましょう。
目次
美容院に行く前のシュミレーションが大切
「美容院に行くこと、本当に行けるかな?と思うと不安を感じてしまって・・・」
という、美容院で楽に過ごすことは重要ですが、本当に行けるのか?と不安を感じるケースも多いものです。
もしそのようなことはなく、美容院には問題なく行けるのであれば、こちらのプロセスは飛ばしていただいて構いませんので。
その場合は次の項目から進めてみてくださいね。
人間はイメージできることは実現ができ、逆にイメージできないものは実現されにくいという特徴があります。
美容院に行き落ち着いてゆったりと過ごすためには、まず最初に美容院に行くまでのシュミレーションをしておくことが大切なんですね。
具体的なシュミレーションとしては、
1、頭のなかで行きたい美容院へ行くまでの道のりをイメージする
2、実際に美容院に行くまでの道を何度か歩いてみる
3、美容院に行く道に歩き慣れてきたら美容院に前まで行ってみる
となっています。
まず1についてですが、これは実際に美容院に行くまでの道のり、家から美容院まで歩いているのをイメージし、シュミレーションしてみるというものです。
これはイメージトレーニングの一種ですが、このイメージトレーニングが具体的にできればできるほど自信がつき、不安は軽減されます。
先ほどもお話しましたが、人間はイメージできることは実現できますので、このイメージトレーニングのプロセスはとても大切です。
続けて2ですが、美容院へ行くまで頭でのシュミレーションに自信がついたら、実際に美容院までの道のりを歩いてみる、というものです。
あまり難しく考えず、頭でおこなってきたシュミレーションを活かして実際に歩いてみましょう。
できれば周りの風景を見ながらどのような建物があるか?お店は?どんな空気感か?など、意識をそちらに向けながら歩くと良いでしょう。
「美容院までの道をいま歩いている」と考えると緊張感が増し怖気ついてしまうことがありますので、そちらに意識を向けず周囲の状況に意識を向けることが大切なんですね。
最後に3についてですが、実際に美容院までの道のりを歩けたのなら、実際の美容院に行くまではそれほど苦にならないでしょう。
これまで歩いた道のり通り、実際に予約を入れる美容院の前まで行ってみる。
もちろんお店に入る必要はありませんが、できればその周囲を見渡し、外観や雰囲気に慣れておくのが良いでしょう。
ここまで来れたら、あとは美容院に行く日を決めて予約を入れ、予約当日に美容院に行くだけです。
では、ここからは実際の美容院で楽に過ごすために必要となるポイントについてお話していきましょう。
パニック発作を気にせず美容院で過ごす3つのポイント
美容院でパニック発作を気にせず楽に過ごすポイントは大きく分けて3つあります。
その3つのポイントですが、
・美容院の雰囲気に慣れる
・ゆったりと深い呼吸を意識する
・美容師さんとすすんで雑談をする
というものです。
では、1つずつ解説を交えながらお話していきましょう。
美容院の雰囲気に慣れる
まず最初に重要となるのが「美容院の雰囲気に慣れる」ということです。
広場恐怖になりこれまで難なく行けていた美容院もしばらく足が遠ざかっていたと思います。
まずは店内の様子や美容師さんの動き、鏡やイスの配置、空気感など、美容院の雰囲気を身体に馴染ませていきましょう。
これは他に意識を向けることで自分の内面に集中しないという意味付けでもあります。
美容院には行くには行けたが自分の内面に集中してしまうとネガティブな気分が襲ってくることがありますので、それをうまく回避するため他に意識を向けてしまうことです。
広場恐怖に対処するコツは、
“その場の雰囲気、空気感に早めに慣れる”
ことですので、まずは美容院の雰囲気や空気感に身体を馴染ませてしまいましょう。
ゆったりと深い呼吸を意識する
すべてにおいて大切なのは「ゆったりと深い呼吸を意識する」ということです。
ゆったりとした深い呼吸を何回かくり返すことで身体と意識は落ち着き、ある程度の余裕が生まれます。
また、深い呼吸をおこなう際はできるだけ真っすぐな姿勢を心掛けましょう。
身体が前傾していると身体に呼吸が浸透しづらく、うまく酸素が回らず活性化できません。
呼吸についてはこちらに詳しく解説していますので、併せて読んでみてくださいね。
美容師さんとすすんで雑談をする
意識を自分に向けない、意識を他に向ける延長となるのですが、美容師さんとすすんで雑談をするのもおすすめです。
美容師さんのほうからお話を振ってくれることが多いですが、その内容で会話をするのも良いですし、聞いてみたいことを質問してみるのも良いでしょう。
実は「会話」というのは意識を自分に向けない一番良い方法となります。
様々な会話、雑談を通して意識を話の内容に向けてしまえば身体の緊張も解れ、より美容院という空間に慣れ親しむことができますので。
ですが、もし会話や雑談が苦手であれば、無理して話す必要はありません。
適度に話を聞きながら深い呼吸を意識するだけでも、空間に身体を慣らしていくことは可能です。
その時々の状態や状況により、すすめてみてくださいね。
場合により美容師さんに伝えておくのも有り
ここまで美容院で過ごすポイントについて触れてきましたが、無理する必要はありません。
場合によっては美容師さんにパニック障害であることをカミングアウトしておくのも良いでしょう。
カミングアウトすることで美容師は理解し、状態に応じた対応をしてくれますので。
また、カミングアウトすることで心と身体の緊張が一気に解れることがあります。
美容院に着いて楽に過ごす、髪を切るなど目的を達することが大切ですので、カミングアウトするという選択肢も視野に入れておくと良いでしょう。
終わりに
今回は美容院で過ごすためのポイントについてお話をしました。
美容院に行く目的は様々ですが、目的を達成するために今回のお話を参考にしていただければと思います。
今回は美容院という場所が題材となりましたが、お話したポイントは広場恐怖全体に活用できるものですので。
ぜひうまく取り入れて、実践してみてくださいね。
p.s パニック障害改善への近道を知りたい人はいませんか?
パニック障害の完治・改善が進んでいくのは2通りあります。その2通りとは、
・パニック障害の完治・改善まで遠回りしていくか
・パニック障害の完治・改善まで近道をしていくか
というものです。
私も過去に数回パニック発作の経験がありますが、その後はパニック発作が起こることはなくピタリと終わりました。
それはなぜか?
パニック発作が起きたとき、そのときはすでにパニック発作を解消させていくスキル、パニック障害に陥らない知識、どのようなことをおこなっていけばパニック発作を解消できるのか?を知っていたからです。
そして、そのような知識はもちろんですが、パニック発作に至るまで数回のカウンセリングを受けていたから最悪の事態にならなかったとも言えるでしょう。
個人の力では限界があることでも、専門家が寄り添い一緒に歩んでいくことで解決・解消できることは多々あります。
パニック障害の完治・改善まで遠回りせず、望むゴールにたどり着く方法として最適なのがパニック障害の専門家によりカウンセリングと言えるでしょう。
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