こんにちは。
パニック障害専門カウンセラーの三木ヒロシです。
パニック障害における不安や怖さ、心配といった感情はどちらかというとネガティブな感情に位置しており、ポジティブに捉えられる人はまずいないでしょう。
パニック障害を発症した人にとってはつらく苦しい感情であり、追い詰められてしまう人も多いと思います。
そんな不安や怖さ、心配といった感情ですが、もしとても過敏に感じやすいのだとしたら、もしかしたらそれは「他者から受け継いでしまった感情」なのかもしれません。
今回は、不安や怖さといったネガティブ感情を感じやすいルーツ、そしてそこから抜け出すにはどうすればいいか?お話していきますね。
パニック障害における不安や怖さは誰から受け継いだのか?
人間が感じるあらゆる感情には、実はルーツがあることが多いものです。
ルーツというのは根元や起源、始祖と言えるもので、ようは始まりを意味するものですね。
多くの場合、不安や怖さといったネガティブ感のルーツとなり得るものですが、それは、
“親から受け継いだもの”
という考えが圧倒的多数を占めています。
複雑な家庭事情が無い限り、両親もしくは近親者があなたを育て、様々な社会常識を与えてくれたと思います。
社会常識というのは、例えばトイレの仕方、歯の磨き方、服の着方や靴の履き方、ご飯の食べ方、人との関り方、といった社会を生きていくための知恵のことですね。
両親もしくは近親者というのはそのような社会常識を教える、伝えるのと一緒に、実は感情の使いかたも無意識で教えています。
感情の使いかたは言って聞かせるものではなく、例えば腹が立ったり悲しんだり、怖さや不安を感じたりと、何か物事を通して両親や近親者が感じたものを子どもに見せることで、子どもはその感情を模範していきます。
何か理不尽なことをされたとき怒っていた、何かを失くしたとき悲しんでいた、何かアクシデントが起こったとき怖がっていた、うまくいかないことがあり不安がっていた、など。
それぞれの事情があるなかでそれぞれの感情を感じ、それを日常的に子どもに見せているんですね。
見せるとは言ってもあくまで無意識で感情が湧き上がり、それを子どもが目にし、「このようなときにこのような感情を用いればいいんだ」と理解していくという感じです。
もし両親のどちらか、または近親者が不安や怖さを感じやすいのであればそれを無意識に模範している可能性は高く、あなたの中に不安や怖さが過敏な感情として固着していると言えるでしょう。
過敏に固着してしまった感情から抜け出すには?
不安や怖さを感じやすい、過敏に感じてしまうのであれば、それは上記にあげたようにルーツが原因かもしれません。
では、そのルーツから発生した過敏である不安や怖さから逃れるにはどうしたらいいのでしょうか。
抜け出す方法として最適なのは、
感じやすい不安や怖さは受け継いだもので元々私の物ではない
と客観的に自分を見て、自分に落とし込んでいくことです。
自分に落とし込んでいく方法ですが、
1、不安や怖さを感じている自分をイメージし、それを少し遠くから客観視している自分をイメージする
2、客観視している自分から不安や怖さを感じている自分に対し、
「あなたがいま感じている不安(怖さ)はあなたの物ではなく両親(近親者)から受け継いだ物だから、手放してもいいよ」
と何度もイメージのなかで伝えます。
3、何度か言葉を伝え、不安や怖さを感じているイメージの自分が落ち着いたら「不安だったね」「怖かったね」と客観視していた自分から労いの言葉をかけ、イメージを閉じます。
4、イメージを閉じたら深い呼吸を数回くり返し、気分を整えます。
となっています。
これはイメージセラピーのひとつであり、自分ひとりでできるセルフカウンセリングと言えるものですね。
急に湧き上がってきた不安や怖さの解消にも役立ちますので、日頃から「両親(近親者)から受け継いだ感情を手放す」と意識しておくと良いでしょう。
終わりに
イメージセラピーは少し慣れが必要ですが、使い慣れていくと思わぬ効果を期待できるものです。
不安や怖さの対処にはいろんな方法がありますが、このイメージセラピーも武器のひとつとして意識しておくと良いかもしれません。
自分にとって嫌な感情を手放す、ぜひ実践してみてくださいね。
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