不安に勝負を挑んでいませんか?適切な不安との向き合いかたを説明します

 

こんにちは。

パニック障害専門カウンセラーの三木ヒロシです。

 

パニック障害で感じる感情は「不安」がメインといっても過言ではなく、常に不安に振り回されてしまうことも多々あります。

 

そして、そんな不安をどうにかするべく戦いを挑む人もいるでしょう。

 

しかし、不安という感情に対していくら戦いを挑み、一旦は不安から逃れてもしばらく経つと改めて不安が湧き上がる・・・という経験があるかもしれませんね。

 

今回は、そんな不安との向き合いかた、どのように不安と対峙すればいいのか?の方法について説明していきましょう。

 

いくら不安に挑んでも勝ち目はない

 

パニック障害だから不安を感じる、または不安を感じやすいからパニック障害に陥った、など人によってそれぞれ理由があります。

 

そして、多くは感じている不安という感情をなんとかしようと試みる、いわば戦いを挑み勝利を得ようとするでしょう。

 

しかし、一時は不安が消えた、小さくなった、解消された、など不安に打ち勝ったかもしれませんが、しばらく経つと改めて不安が湧いてくるというのは良くあることです。

 

戦っても戦っても延々と湧き上がってくる不安という感情。

 

戦いに疲れてしまい、多くの人はそこから不安に対して怯えが多くなり、打ちのめされる経験をすると思います。

 

実は、いくら不安に戦いを挑んでも勝ち目はなく、最終的には圧倒的に不安の勝利に終わります。

 

なぜ不安が圧倒的に勝利するのか?それではパニック障害自体に勝つことができないのでは?と疑問に思うかもしれませんね。

 

まず不安のほうが勝ち続ける理由ですが、それは不安という感情は自分で生み出しているからであり、常に不安を湧き上がらせようとしているからなんですね。

 

「そんなバカな!不安なんか感じたくもない!まして湧き上がらせようとしているなんて信じられない!」

 

と思う人もいるでしょうが、それは事実です。

 

人間というのは基本的に1つのことにしか集中すること、意識を向けることができません。

 

もし不安が湧き上がってきたとき、

 

「不安がきた、嫌だなぁ」

「なんでこんな時に不安が起こるんだ!」

 

と不安に意識を向けてしまい、不安が湧き上がったことに集中してしまうと不安はそこから離れることはありません。

 

いくら気にしないようにする、意識をそこに向けないようにしてみても、頭のどこかに不安がちらついていればおのずと不安はそこに居座り続けてしまうんですね。

 

パニック発作や予期不安の対処に意識をまったく違うところに向ける、というものがあります。

 

これはパニック発作や予期不安の対処法として良い方法ですが、しっかりと意識を他に向け続ける必要があるので、頭に不安がこびりついているときは効果を発揮しません。

 

逆に他に意識を向け続けて頭の中を書き換えることができれば、おのずと不安は消えていきます。

 

意識を他に向け続けるのは慣れも必要となりますので、ある程度のシュミレーションをしておく必要があります。

 

不安に対して適切に対抗するには?

 

先ほど「不安に対して勝ち目はない」と述べましたが、不安からうまく逃れる、適切に対抗していく手段はあります。

 

それは大きく分けて2つあり、

 

1、感情を認めてしっかりと受け入れていく

2、不安を感じている自分を客観的に見てみる

 

というものです。

 

ここからは1つずつ説明していきますね。

 

1、感情を認めてしっかりと受け入れていく

 

感情には大きな特徴があり、それは、

 

否定したり拒否すれば大きく膨らみ、認めて受け入れれば小さく縮んでいく

 

というものです。

 

否定したり拒否したり、というのは感情を感じないように無視することや、なんで不安が湧き上がるんだ!と強く拒否することです。

 

逆に認めて受けいれる、というのは「私は不安を感じていても良い、不安があってOKだ」というような、そこにある感情を肯定する行為のことです。

 

不安や怖さというのも感情ですので、否定したり拒否すれば大きくなりますし、逆に認めて受け入れていくことで小さくなり消化されていきます。

 

これら一連のプロセスを「感情消化」と言いますが、よろしければ下記の記事も合わせてご覧ください。

自力でパニック障害を改善させるなら「感情消化法」が有効です。

 

2、不安を感じている自分を客観的に見てみる

 

不安に適切に対抗するには、

 

「不安を感じている自分自身を客観的に見る」

 

という方法も有効です。

 

自分自身を客観的に見るのは日頃からのシュミレーションが必要ですが、自分自身を客観的に見ることができると不安の解消に役立ちます。

 

自分自身を客観的に見る方法は、

 

1、不安を感じている、もしくは不安の予感がしたら今いる場所から3歩ほど離れ、3歩前に不安を感じている自分がいるのをイメージする

2、イメージできたら不安を感じている目の前の自分に対し、

「いま彼(彼女)は不安を感じているな」

「不安を感じていてもいいよ、不安だったね」

というように心の中で声掛けしてみる。応援してあげる感じで声掛けする

3、目の前の彼(彼女)の中の不安が軽減された、解消されたと感じたら改めて3歩前に進み、イメージしていた自分の場所に身を置き呼吸を整える

 

となっています。

 

これはイメージ療法の1つなのですが、うまくできるようになるとスムーズに不安を解消することが出来るようになりますので。

 

ひとつの武器として使うことができるでしょう。

 

今回お話した2つの方法を日頃からシュミレーションしておくと、いざというときに役立ちますよ。

 

終わりに

 

今回は不安に戦いを挑むのではなく、うまく不安に対抗して切り離す方法についてお話をしました。

 

主に今回は「感情消化」「客観視」というものについてお話しましたが、いかがでしたか?

 

慣れていないうちは難しく感じるかもしれませんが、どんどんこなしてみることで経験値が上がり、上手に使えるようになりますので。

 

ぜひ、今回のお話を参考にしてみてくださいね。

 

p.s パニック障害改善への近道を知りたい人はいませんか?

 

パニック障害の完治・改善が進んでいくのは2通りあります。その2通りとは、

 

・パニック障害の完治・改善まで遠回りしていくか

・パニック障害の完治・改善まで近道をしていくか

 

というものです。

 

私も過去に数回パニック発作の経験がありますが、その後はパニック発作が起こることはなくピタリと終わりました。

 

それはなぜか?

 

パニック発作が起きたとき、そのときはすでにパニック発作を解消させていくスキル、パニック障害に陥らない知識、どのようなことをおこなっていけばパニック発作を解消できるのか?を知っていたからです。

 

そして、そのような知識はもちろんですが、パニック発作に至るまで数回のカウンセリングを受けていたから最悪の事態にならなかったとも言えるでしょう。

 

個人の力では限界があることでも、専門家が寄り添い一緒に歩んでいくことで解決・解消できることは多々あります。

 

パニック障害の完治・改善まで遠回りせず、望むゴールにたどり着く方法として最適なのがパニック障害の専門家によりカウンセリングと言えるでしょう。

 

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本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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