パニック障害と併発しやすい「対人恐怖症」を改善する方法をお話します

 

こんにちは。

パニック障害専門カウンセラーの三木ヒロシです。

 

パニック障害と比較的併発しやすい心の病に、

「対人恐怖症」

があります。

 

対人恐怖症は日常生活に支障をきたしやすく、特に他人とのコミュニケーションがうまくとれない、他人が近くにいることにストレスを感じるなどが顕著になる、というものですね。

 

今回は、パニック障害と比較的併発しやすい「対人恐怖症」について、その解消法を含めてお話していきましょう。

 

パニック障害と「対人恐怖症」が併発する背景

 

パニック障害に陥ると広場恐怖などにより行動範囲が狭まってしまうことがあります。

 

・家から出れない

・出かけられない

・特定の場所に行けない

 

ということがあり、それが続くと他人との接点が途絶えてしまい、他人に対して違和感や恐怖心が芽生えてくるようになります。

 

もちろんパニック障害の人が全員対人恐怖症に陥るわけではありませんが、比較的多い傾向にあります。

 

この対人恐怖症という心の病にも様々な特徴があり、例えば、

 

・自分は他人にどう見られているのか?とても気にしてしまう。

・自分が他人に何か迷惑をかけているのではないか?と不安を感じてしまう

・誰かに見られているのでは?と周りを気にしてしまう

・視線を向けられることに対して不快に感じる

・誰にも好かれないのでは、と強く気になってしまう

 

など、このようなことが比較的多く湧き上がります。

 

他人の動向について過敏になってしまい、気にしたくなくても気になってしまう、誰かになにか思われているのではないか?など過剰反応が起こってしまうんですね。

 

広場恐怖などで外出できない、どこかに行けない、というのは他人との接点がそれだけ少なくなりますので、他人に不慣れになっていくというのも理解できます。

 

「対人恐怖症」を改善していく3つのポイントとは?

 

日常生活に支障をきたしてしまい、場合によっては生活もままならなくなる対人恐怖症ですが、改善していくには3つのポイントがあります。

 

それは、

 

・自分自身を大切にする、愛すること

・例え他人に嫌われても生きていけると理解すること

・パニック障害を適切に改善させていくこと

 

となります。

 

では、1つずつ説明をしていきますね。

 

自分自身を大切にする、愛すること

 

あなたは普段から、

 

・自分自身を大切にする

・しっかりと労わる

・愛してあげる、

 

ということができていますか?

 

自分に優しくできない、大切にできないがため無理をしていませんか?

 

また、毎日負荷をかけている身体に対して労わってあげていますか?

 

毎日ではなくても時々でも自分を大切にする、労わる、愛してあげられないと身体はキャパオーバーとなり、心の病だけではなく何かしらの病気になる可能性も高まります。

 

幼少期の苦い体験や経験から、自分を大切にできない、労われない、愛せない、ということもあるかもしれません。

 

周りから大切にされなかった、愛されなかったという経験から自分自身を愛する意味がわからないかもしれませんね。

 

しかし、この世界にあなたという人間はひとりだけであり、たった1人だけの尊い存在です。

 

だれも代わりはできないし、あなたというキャラクターもこの世界でたった1つだけです。

 

疲れたら何もせずゆっくり眠る、時々美味しいものを食べる、「大切な存在だよ」と自分に伝えてあげる。

 

そういったちょっとしたこと、自分の身体が喜ぶことをしてあげる、身体の声を聴いてあげると、不思議と対人恐怖は小さくなっていきます。

 

自分を大切にできない、愛せないという心の距離感は他人に対しても同じ心の距離感となり、いつしかうわべだけで接し、心のなかでは他人を拒絶してしまいます。

 

まずはできることから、自分を大切にする、愛してあげる行動をしてみましょう。

 

例え他人に嫌われても生きていけると理解すること

 

あなたに良い印象を抱く人もいれば、良くない印象を抱く人もいます。

 

残念なことですが、あなたがどんなに努力しても悪い印象を持ち接してくる人も一定数いるんですね。

 

相手があなたに良い印象を抱くか、悪い印象を抱くか、というのは相手の解釈になりますので、自分ではコントロールできません。

 

自身の解釈により悪い印象を持ち接してくる人に対し、思い切り努力しても良い印象にならないのは、あなたのせいではありません。

 

逆にあなたが努力すればするほど努力が実らないことに嫌気がさし、他人への嫌悪感、不安感などが増してしまうことは多々あります。

 

例え、自分に対して悪い印象を持っている、嫌っている人がいても、あなたは自分に素直に好きなように生きていくことができます。

 

良い印象を持ってもらおう、嫌わらないようにすればするほど疲労感も増してしまいますので、

 

「例え誰かに嫌われても自分らしく生きていける」

 

と自分に許可をすることで、逆に他人への心の距離も縮まり、対人恐怖から抜け出しやすくなります。

 

パニック障害を適切に改善させていくこと

 

パニック障害に併発している対人恐怖の場合、パニック障害が改善されることで同じく対人恐怖も改善されることがあります。

 

それには正しいパニック障害改善への道筋を理解し、コツコツと丹念に進んでいくことが必要です。

 

・向精神薬に頼らず減薬、断薬を視野に入れる

・普段から深い呼吸を意識する

・パニック発作や過呼吸の対処法を武器にしておく

・日常に多少の運動を取り入れる(筋肉量が多いと不安感は軽減する)

・最低6時間は睡眠をとる

・「私は必ず治る」という強いマインドセット

 

など、これらを意識する、実践するだけでもパニック障害は軽減されていきます。

 

いきなりすべての実践は難しくても、できるところから1つだけもでも実践していきましょう。

 

終わりに

 

対人恐怖というのは自分への心の距離感が他人に反映されてしまい、自分を嫌悪している、許せないといった気持ちが他人に投影されています。

 

ですが、自分を愛したり優しくすること、誰かに嫌われても生きていけること、パニック障害を改善していくことで、パニック障害と併発された対人恐怖は改善されていきます。

 

難しく感じたとしても、ぜひできることから始めてみましょう。

 

例え1歩でも前に進めば、それは適切な改善につながっていきますので。

 

p.s パニック障害改善への近道を知りたい人はいませんか?

 

パニック障害の完治・改善が進んでいくのは2通りあります。その2通りとは、

 

・パニック障害の完治・改善まで遠回りしていくか

・パニック障害の完治・改善まで近道をしていくか

 

というものです。

 

私も過去に数回パニック発作の経験がありますが、その後はパニック発作が起こることはなくピタリと終わりました。

 

それはなぜか?

 

パニック発作が起きたとき、そのときはすでにパニック発作を解消させていくスキル、パニック障害に陥らない知識、どのようなことをおこなっていけばパニック発作を解消できるのか?を知っていたからです。

 

そして、そのような知識はもちろんですが、パニック発作に至るまで数回のカウンセリングを受けていたから最悪の事態にならなかったとも言えるでしょう。

 

個人の力では限界があることでも、専門家が寄り添い一緒に歩んでいくことで解決・解消できることは多々あります。

 

パニック障害の完治・改善まで遠回りせず、望むゴールにたどり着く方法として最適なのがパニック障害の専門家によりカウンセリングと言えるでしょう。

 

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本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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