こんにちは。
パニック障害専門カウンセラーの三木ヒロシです。
不安を適切に解消させていく、不安感から抜け出すには大きく分けて3つのポイントがあります。
不安感など感情を解消させるには個人差がありますが、それでも今回お話する内容を知っているか、知っていないかでは大きな差が生まれてしまうでしょう。
今回お話する不安を適切に解消させていくポイントですが、これは他の感情、例えば怖さやソワソワ感、ざわざわ感、気分の落ち込みなどにも応用できるものですので。
ではさっそく、不安を適切に解消させていくためのポイントについてお話していきますね。
目次
不安を解消させていくための3つのポイント
不安を解消させていくための3つのポイントはこのようになっています。
1)頭のなかで不安感など嫌な感情を膨らませない
2)「大丈夫」という言葉を普段から使わない
3)不安感を認め受け入れていく
となっています。
では、ここからはひとつずつ解説をしていきましょう。
1)頭のなかで不安感など嫌な感情を膨らませない
人間というのは不安や怖さ、落ち込みなど自分にとって嫌な感情を経験すると、それについて頭で考えようとします。
「今日は不安が強いな、不安がずっと続いたらどうしよう・・・」
「そわそわ感が強くなってきた、嫌だなぁ・・・」
「パニック発作が起きそうな気配がする、なんとかしないと・・・」
「うわ、なんかやばい!どうしよう、どうしよう・・・」
など、何かしら嫌な感情が起こったときに頭で考えはじめ、どんどん落ち着きを失くしてしまい、深みにハマっていってしまいます。
そうなってしまうと頭のなかは嫌な感情に支配されてしまい、意識が頭のなかに集中していってしまうんですね。
悪いほう悪いほうに考えがどんどん及び、嫌な感情は膨らみ続けてしまい、結果的に嫌な感情がこびりついてしまいます。
ですが、別な角度から見ていくと頭のなかに集中しているということは、他のことに集中させることで意識は嫌な感情から離れ、少しずつ余裕を取り戻すことができます。
意識を他に切り替えていくのに有効な方法のひとつが「逆説思考」を取り入れてみることです。
「逆説思考」については合わせてこちらの記事もお読みください↓↓↓↓
また、意識を他に向け続けていき嫌な感情から徐々に意識を切り替えていく方法も有効です。
意識を切り替える方法についてはこちらも合わせてお読みください↓↓↓↓
頭のなかで嫌な感情を膨らませないこと、意識をうまく切り替えていくことが大切です。
2)「大丈夫」という言葉を普段から使わない
不安感や怖さなど嫌な感情が膨らみ始めたとき、多くの人は「大丈夫」という言葉を使い、気を落ち着かせようとしたり、なんとか落ち着きを取り戻そうとします。
ですが、「大丈夫」という言葉を何度自分に言い聞かせても、良い結果にならないことを経験したことはないでしょうか。
この「大丈夫」とう言葉は実は諸刃の剣であり、使いかたを間違えてしまうと逆効果になってしまうことが多々あります。
なぜ逆効果になってしまうのか?ですが、これは決して大丈夫ではない状態なのに、大丈夫と言い聞かせて感情を抑え込もうとすることで意に反して感情は暴走を始めてしまうからなんですね。
大丈夫と自分に言い聞かせれば言い聞かせるほどどんどん手に負えなくなってしまうことは多いものです。
また、大丈夫という言葉が有利に働くこともありますが、それは嫌な感情が軽度のときやある程度気分が安定しているときです。
むやみに「大丈夫」という言葉を使ってしまうと結果的に苦しくなることが多いので、嫌な感情が強いときには使わないほうが賢明です。
また、使う言葉を状態によって選ぶことで早めに回復に向かうことがありますので、意識して違う言葉を使うことも良いですね。
違う言葉を使って感情を鎮める方法についてはこちらをどうぞ↓↓↓↓
3)不安感を認め受け入れていく
不安感や怖さなど、嫌な感情は否定したり拒否すると大きく膨らんでしまうというお話を以前しました。
逆に感情を認めて受け入れていくことで小さく縮んでいき最終的に解消されていきます。
感情を否定したり拒否するというのは、例えば先ほども述べたように「大丈夫」という言葉を使ったり、無視を決め込む、「なんでこんな嫌な気分になるんだ!」と感情を拒否する、ということですね。
しかし、セルフセラピーの手法に感情を認め受け入れていく方法がありますので、それらを上手に使い解消させていくのが望ましいでしょう。
感情の消化についてはこちらも合わせてお読みください↓↓↓↓
いかがでしたか?
今回お話した3つのポイントを意識していくことで気分も安定しやすく、感情に飲み込まれにくくなっていきます。
できるだけ普段から意識しておくことが望ましいですね。
終わりに
今回お話した3つのポイントはけっこう重要なものであり、不安だけでなくなんとなく嫌な気分のときや身体がざわざわしているときなどにも有効です。
ですが、意識し過ぎてしまうと疲れてしまいますので、メモに書いておき時々読み返し、落とし込んでいく位が良いでしょう。
ぜひ今回お話した3つのポイントを用い、活用していただければと思います。
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