パニック障害の「閉塞感」と「圧迫感」を打つ砕く方法をお話します

 

こんにちは。

パニック障害専門カウンセラーの三木ヒロシです。

 

パニック障害という心の病には「閉塞感」「圧迫感」という2つの嫌な感覚が伴いやすく、それによりパニック障害に対して強い脅威や恐れを感じます。

 

今回は、パニック障害に伴いやすい「閉塞感」「圧迫感」から抜け出す、打つ砕く方法についてお話をしていきますね。

 

「圧迫感「閉塞感」を打つ砕くために必要な動作

 

パニック障害に伴いやすい「圧迫感」「閉塞感」という感覚ですが、これらが強まっていくとパニック障害自体の完治・改善が遠のいてしまいます。

 

しかし、うまくこれらの感覚から抜け出していくと、パニック障害の完治や改善はそれだけ早まっていくんですね。

 

これら2つの感覚から抜け出す、打つ砕くために必要となる動作があります。それは、

 

仁王立ち(スーパーマンのポーズ)

 

という姿勢であり動作なんですね。

 

仁王立ち(スーパーマンのポーズ)の姿勢、動作というのは、両足を肩幅くらいに開き姿勢を正し胸を張り、両手を腰に置いたポーズです。

 

この仁王立ち(スーパーマンのポーズ)をわずか数分間だけ実践することで力強さが表れ自信が湧きたち、「閉塞感」「圧迫感」という感覚は薄らぎ、最終的には遠のいていきます。

 

この方法は社会心理学者のエイミー・カディという女性が推奨しているもので、元々は自信を持つポーズとして啓蒙しています。

 

エイミー・カディ「ボディランゲージが人を作る」

 

約20分ほどの動画ですが、ボディーランゲージについての説明をしていますので、参考までに。

 

さて、ここからは実際の方法についてお話していきましょう。

 

仁王立ち(スーパーマンのポーズ)の実践方法

 

この方法自体はそれほど難しいものではありません。

 

外出する予定があるが勇気が出ないとき、気持ちが落ち込んでいるとき、パニック障害改善への自信を付けたいときなど、とても役に立ちます。

 

では、実際の方法ですが、

 

1、立ち上がり両足を肩幅くらいに広げ、深い呼吸を数回繰り返す

2、姿勢を正し胸を張り、顔を若干上げ、両手を腰に添える

3、深い呼吸を繰り返しながらこの姿勢を3~5分間キープする

4、時間が経過したら腕を回す、屈伸するなど緊張を抜く

 

となっています。

 

実践にあたりちょっとしたポイントなど、細かく説明していきましょう。

 

1、両足を肩幅くらいに広げ深い呼吸を数回繰り返す

 

まずは立ち上がり、両足をだいたい肩幅くらいに広げます。

 

そして、おもむろに深い呼吸を数回繰り返し身体を落ち着かせていきましょう。

 

深い呼吸ですが、吐き出すのを約6~8秒くらい、吸うのを3秒~5秒くらいにし、吐き出す時間を長くとることで身体が落ち着きやすくなります。

 

姿勢を正し胸を張り、顔を若干上げ、両手を腰に添える

 

呼吸をおこない身体が落ち着いたら、今度は姿勢を真っすぐに正して胸をピンと張りましょう。

 

そして若干顔を上に向け、両手を腰に添える姿勢をとります。仁王立ち(スーパーマンのポーズ)ですね。

 

この姿勢は腰が丸まってしまうと効果が薄れますので、背中をのけ反るくらいに堂々と胸を張り、両手は同じくピンと腰に添えます。

 

3、深い呼吸を繰り返しながらこの姿勢を3~5分間キープする

 

先ほどお話した深い呼吸を繰り返しながら、仁王立ち(スーパーマンのポーズ)の姿勢を3分から5分ほどキープします。

 

何も考えず、ただこの姿勢でいることに集中し、3分から5分ほどキープします。

 

このとき、目を開けていても閉じていても、どちらでも構いません。

 

自分がより集中できるほうで試していきましょう。

 

4、時間が経過したら腕を回す、屈伸するなど緊張を抜く

 

3分から5分間、姿勢をキープできたら腰に添えていた手を下ろして脱力し、腕や肩を回す、屈伸するなどして身体の緊張をとっていきましょう。

 

身体の緊張がある程度とれたら自分のなかの「閉塞感」「圧迫感」はどうなっているか?確認してみましょう。

 

最初の頃よりも小さくなっていればOKですが、慣れないうちは難しいと感じることもあるので、何回か繰り返して自分に落としていくのが良いですね。

 

「閉塞感」「圧迫感」の正体とは

 

嫌な感覚として湧き上がってくる「閉塞感」「圧迫感」ですが、なぜこの感覚が湧き上がってくるのでしょうか?

 

この「閉塞感」「圧迫感」というものは不安感や怖さなどが常にまとわりついているとき、自信を無くしているときなどに現れます。

 

パニック障害に陥ってしまいなかなか改善が進んでいかないとき、早く治さなければ!というプレッシャーを感じているときなど、この2つの感覚は顔を覗かせてきます。

 

ですので、今回ご紹介したボディーランゲージを隙間時間に取り入れ、繰り返し実践していき身体を慣らすことで身体は自信を取り戻し、不安や怖さも軽減されプレッシャーも跳ねのけていきます。

 

不安を軽減させたい、怖さから抜け出したい、自信をつけたいなど、このボディーランゲージは役立ちますので、どんどん実践していきましょう。

 

終わりに

 

今回ご紹介した仁王立ち(スーパーマンのポーズ)ですが、時間や場所など問わず1人の時間に実践できますので、夜眠る前、朝起きたとき、昼間時間など、うまく取り入れていくのが良いでしょう。

 

また、実践にあたりポイントとしては、身体が丸まっていると嫌な感情や感覚は抜けづらくなりますので、背筋は真っすぐにして胸をピンと張ることを意識しましょう。

 

自分では気づけないこともありますので、鏡を見てチェックしてみる、家族に見てもらいチェックするなどしてみると良いかもしれません。

 

嫌な感覚である「閉塞感」「圧迫感」を取り除くため、うまく活用していきましょう。

 

p.s パニック障害改善への近道を知りたい人はいませんか?

 

パニック障害の完治・改善が進んでいくのは2通りあります。その2通りとは、

 

・パニック障害の完治・改善まで遠回りしていくか

・パニック障害の完治・改善まで近道をしていくか

 

というものです。

 

私も過去に数回パニック発作の経験がありますが、その後はパニック発作が起こることはなくピタリと終わりました。

 

それはなぜか?

 

パニック発作が起きたとき、そのときはすでにパニック発作を解消させていくスキル、パニック障害に陥らない知識、どのようなことをおこなっていけばパニック発作を解消できるのか?を知っていたからです。

 

そして、そのような知識はもちろんですが、パニック発作に至るまで数回のカウンセリングを受けていたから最悪の事態にならなかったとも言えるでしょう。

 

個人の力では限界があることでも、専門家が寄り添い一緒に歩んでいくことで解決・解消できることは多々あります。

 

パニック障害の完治・改善まで遠回りせず、望むゴールにたどり着く方法として最適なのがパニック障害の専門家によりカウンセリングと言えるでしょう。

 

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本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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