こんにちは。
パニック障害専門カウンセラーの三木ヒロシです。
パニック障害に陥ると、いつも当たり前にできていたことができなくなったり行けていたところに行けなくなったり、乗れていたものが乗れなくなったりと、様々な制限ができてしまいますよね。
もっと具体的に言うと、会社に行けなくなった、買い物に行けなくなった、子どもの送り迎えができなくなった、お風呂に入れなくなった、家事ができなくなった、美容院で髪を切れなくなった、映画館に入れなくなった、電車やバスに乗れなくなった、など。
徐々に少しずつできないことが増えていき、気がついたらできないこと、行けないところがたくさんあった、というのは良く聞くお話です。
あなたはどうですか?できなくなったこと、行けなくなったところ、乗れなくなったものなど、なにかありますか?
多くの人は、これまで当たり前にできていたこと、行けていたところ、乗れていたものについて、それが徐々にできなくなったことに対して大きな不安や絶望、強いストレス、何かしら打ちのめされるような感覚に陥ってしまいます。
また、人によっては「なんでこんなこともできなくなってしまったんだ!」と怒りが込み上げ、自分を責めてしまうこともあるでしょう。
家族や友人など、その状態が理解できないので、場合によっては責められたり嫌味を言われたり、見当違いのアドバイスをしてくるかもしれませんね。
実際にできなくなり行けなくなり乗れなくなったのは本人なのに、心無い言葉で傷ついてしまうこともあります。
今回はそのような、できなくなったこと、行けなくなったところ、乗れなくなったものに対して、それをまた元通りにする、パニック障害以前の感覚でできることを取り戻すため、いくつか大切なポイントをお話していきますね。
目次
自分を責めたり傷つけるのを止める
いままで当たり前にできていたことがいきなりできなくなると、多くの人は混乱し疑問を持ち、そして自分を責めたり傷つける言動や行動に走りがちです。
周りから奇異の目で見られてしまうとなおさらで、早く元に戻らなければ、早くなんとかしないと、という焦りをも加わるので、余計自分に対してイライラや嫌悪感が募ります。
ですが、できない、行けない、乗れないことについて一番ショックを受けているのは他でもない、あなた自身ですよね。
一番ショックを受けているのに、改めて自分のことを責めたり傷つけてしまうと心は疲弊して自信を失い、どんどんと気力が無くなってしまいます。
心はあなたが思っている以上にデリケートであり、傷つきやすい存在です。
また、心はあなたが幸せを感じたり喜びを感じたりするのにとても大切な存在ですので、もし自分を責めたり傷つけているのであれば、それはいますぐ止めましょう。
自分を責めたり傷つけるエネルギーをプラスに変え、これから回復していくための力にしていくことが大切です。
他人のいうことには耳を貸さない
「なんで〇〇ができないの?気にし過ぎだよ」
「頑張れば○○できるよ!そんなのは気の持ちようでしょ」
「○○やっといて欲しいのに!頑張りが足りないんじゃない?」
など、パニック障害の苦しさやツラさ、キツさを知らない家族や親、友人などの他人はあなたにとって重い言葉を投げかけることがあります。
知らないがゆえにどれだけ痛みのある言葉なのか気にせず、当たり前に投げかける言葉ですね。
パニック障害に陥った人はただでさえ不安感や恐怖感を常に感じ、ほぼ余裕が無い状態なのに、自分にとって心無い言葉を投げかけられると心底嫌な気分になるでしょう。
このようなことに対しては、
”理解していない人の言葉には耳を貸さない”
というアクションがなにより大切です。
専門知識を有しているわけでもなく、わかっていない、理解していない人の言葉は時にあなたの心にナイフのように刺さってしまいます。
それが原因で立ち直れないほど深く傷ついたり自己嫌悪に陥る、場合によってはうつっぽくなってしまい、気力が削がれてしまうんですね。
ですので、こういった心の専門家ではない他人からの言葉はうかつに耳に入れない、聞き入れない、受け入れないようにしていくことが重要です。
しつこくとやかく言ってきたとしても、一旦は聞いたふりをするが間に受けない、安易にその言葉を飲み込まないといった、うまく立ち回り上手に壁を作ることを実行していきましょう。
パニック障害以前の感覚を思い出しイメージする
いまは多くのことができないかもしれませんが、パニック障害があなたに降りかかってくる前は普通にできていたこと、普通に行けてところ、普通に乗れていたものがいくつかあったと思います。
会社にも行けた、買い物にも行けた、友人と食事にも行けた、家事もできた、子どもの送り迎えもできたなど、いくつか思い返すことができるでしょう。
そういった、以前できていたこと、行けていたところ、乗れていたものに対し、パニック障害以前のできていた感覚を思い出しイメージすることも大切です。
多くの人はいまできない現状に対して集中し後ろ向きに考えてしまい、以前できていたことを思い起こそうとしません。
思い起こしたとしても、
「あのときは何も考えず当たり前にできていたな」
「以前のようにできていた頃がなつかしい、、、、」
「また昔のようにできるようになるのだろうか、、、?」
と過去の思い出として振り返るだけで、それを改めて明確にイメージすることはありません。
以前当たり前にできていたこと、行けていたところ、乗れていたものという記憶や感覚は、脳が忘れずに覚えています。
そして、以前できていたことの感覚や空気感、雰囲気、など細部まで思い起こしイメージすることで脳は記憶を呼び覚まし、改めてできるようになるための意識を湧き上がらせます。
脳というのは思っている以上に緻密であり、あなたの行動や意識を支えてくれる存在でもあります。
パニック障害以前の感覚を思い起こし、できていた姿を明確にイメージするクセをつけましょう。
手に入れたい、欲しい未来を思い描く
何も問題なくできていた姿など明確にイメージできたら、今度は改めて手に入れたい、欲しい未来を、それができているという意識で思い描いてみましょう。
これはひとつのイメージレーニングであり、いまできないことができるようになるためのプロセスです。
また、以前できていたときの感覚、意識をしっかりと把握することでイメージトレーニングに拍車がかかり、できていた頃、行けていたところ、乗れていたものに対してプレシャーなどの負荷を自然と軽減します。
やりたいことができている、行きたいところに行けている、乗りたいものに乗れている、というような、すでにできている、手に入れたい欲しい未来を明確にイメージしましょう。
ポイントとしては、手に入れたい、欲しい未来を明確に鮮明にイメージすること。そしてそれを繰り返して身体に馴染ませていくことです。
終わりに
パニック障害になってから様々なことができない、行きたいところに行けないなど、ただでさえパニック障害で苦しいところにこれでは、心身ともにウンザリしてしまいますよね。
ですが、明確な未来、手に入れたい現実をしっかりとイメージし、身体に染み込ませていくことで身体はしっかりとそれに反応し、結果パニック障害改善へのスピードも早まります。
明確にイメージするのは慣れないと難しい部分もありますが、先に以前できたことを思い起こす、明確に掘り起こすことで段々と身体は慣れていきますので。
鮮明にイメージしながら、意識を欲しい未来に向けていくことが大切です。
p.s p.s パニック障害改善への近道を知りたい人はいませんか?
パニック障害の完治・改善が進んでいくのは2通りあります。その2通りとは、
・パニック障害の完治・改善まで遠回りしていくか
・パニック障害の完治・改善まで近道をしていくか
というものです。
私も過去に数回パニック発作の経験がありますが、その後はパニック発作が起こることはなくピタリと終わりました。
それはなぜか?
パニック発作が起きたとき、そのときはすでにパニック発作を解消させていくスキル、パニック障害に陥らない知識、どのようなことをおこなっていけばパニック発作を解消できるのか?を知っていたからです。
そして、そのような知識はもちろんですが、パニック発作に至るまで数回のカウンセリングを受けていたから最悪の事態にならなかったとも言えるでしょう。
個人の力では限界があることでも、専門家が寄り添い一緒に歩んでいくことで解決・解消できることは多々あります。
パニック障害の完治・改善まで遠回りせず、望むゴールにたどり着く方法として最適なのがパニック障害の専門家によりカウンセリングと言えるでしょう。
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